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NCノーム50はエストロゲン剤のひとつで、男性ホルモンの働きを抑えホルモンのバランスを整えます。
エストロゲンとは女性らしい美しい身体のラインや、ツヤやハリのある肌を作る女性ホルモンのひとつです。
エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ主に卵胞や黄体から分泌され、子宮の発育・子宮内膜の増殖・乳腺の発達など 女性らしい身体を保つ上で欠かせないホルモンです。
女性は40代半ばを過ぎるとこのエストロゲンの分泌量が少なくなり、不眠・うつ状態・イライラ感・倦怠感といった更年期障害を引き起こします。
さらに50代の閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのも、エストロゲンの分泌量が少なくなることが原因とも言われています。
エストロゲンの分泌量が少なくなると、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの分泌量が多くなります。
実は女性の体の中にも、男性ホルモンのアンドロゲンは存在しています。
正常な状態であればアンドロゲンとエストロゲンは拮抗し、女性ホルモンのエストロゲンの働きで男性ホルモンのアンドロゲンの作用は抑えられます。
生理の前後によくニキビができやすいのは、このアンドロゲンの働きによります。
これは生理前後はエストロゲンの分泌量が少なくなり、アンドロゲンが優位になるためです。
エストロゲン剤のひとつであるNCノーム50は、このアンドロゲンの働きを抑えホルモンのバランスを整えます。

女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れを整え、女性ホルモンの減少から引き起こされる体調不良や更年期障害などを改善する働きがあります。

ホルモン剤の服用は個人によって服用量の差が大きいので、医師の診断や指示に従って服用するようにして下さい。

NCノーム50を服用すると女性ホルモンの量が増えるため、個人差がありますが妊娠初期に起きるつわりによく似た、吐き気・嘔吐・乳房のはれや痛み・頭痛・倦怠感・肝機能の低下・血圧上昇・少量の不正出血などが報告されています。
これらの副作用は服用して1〜2ヶ月目にあらわれますが、その後これらの症状はほとんど治まります。
しかしもし2〜3ヶ月過ぎてもこれらの症状が治まらない場合には、服用を止めて医師など専門家に相談して下さい。
また極めて稀ですが血管に塊ができ、血管が詰まる心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の副作用が起きる場合があります。
下肢の静脈が腫れたり痛む場合には服用を止め、医師に相談して下さい。
特に喫煙者の場合は、血栓症になる可能性が高いことが分かっています。

NCノーム50に限りませんが女性ホルモン剤を使用する際には、服用の量にかなり個人差があるため必ず医師の診断を元に指示に従って、服用量や用法を守るようにして下さい。
もし万が一2〜3ヶ月過ぎても上記のような副作用が治まらなかったり、身体に合わないと感じた場合には服用を止めて医師の診察を受けるようにして下さい。
高齢者で喫煙される方や、乳がんや子宮がんの方は症状を悪化させる可能性があるので服用を控えて下さい。