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更年期とは平均51歳と言われている、閉経期の前後（45〜55歳）の時期のことです。
更年期障害とは卵巣機能の低下により、卵胞ホルモンのエストロゲンが不足して起きるさまざまな症状のことです。
女性ホルモンにも卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのゲスターゲンの2種類がありますが、女性らしい体つきを作るのがエストロゲンです。
重い更年期障害に悩まされる女性の方もい ますが、なかには更年期でもほとんど何の症状もない女性の方もい ます。
症状が酷く治療が必要な場合を更年期障害と呼び、更年期を迎えた女性の内で更年期障害と診断されるのは約20〜30％の女性です。
症状としては、ほてり・のぼせ・多汗・頭痛・めまい・耳鳴り・肩こり・不眠・疲労感・口の渇き・のどのつかえ・息切れ・下痢・便秘・腰痛・しびれ・知覚過敏・関節痛・筋肉痛・性交痛・生理不順など多岐にわたっています。
一般的に仕事や家事など、日常生活ができないほどの症状を更年期障害と言います。
また卵巣欠落症状とは卵巣がんの手術などで、卵巣を2つとも切除した場合に起きる更年期障害とよく似た症状です。
クリマラに配合されているエストラジオールはエストロゲンの一種で、クリマラのパッチを皮膚に貼るだけでエストロゲンを補ってくれます。
経口タイプの場合はほとんど腸で吸収されて、肝臓で分解されます。そのため分解されにくい、エストロゲン誘導体を摂取する必要があるのです。

更年期障害や卵巣欠落症状による顔面紅潮・発汗などの症状を抑えます。

4枚のパッチを、4週間で使用します。
1週間毎にパッチ1枚を下腹部か臀部のいずれかに貼ってください。
パッチを貼り付けた後、手でしばらくパッチを押してください。

経口タイプのホルモン剤とは違い、これまで深刻な副作用などの報告はありません。
ただパッチを貼った下腹部や背中に、かゆみやかぶれなどの症状が起こる場合があります。
このような場合は、パッチを貼る部位を変えて様子を見てください。
また特に深刻な副作用などの報告はありませんが、使用していてもし身体に変調などがある場合には使用を止めてください。

子宮を摘出されていない女性の場合はプロゲステロン剤との併用が必要になるので、事前に医師や薬剤師にご相談ください。
また成分のエストラジオールに過敏症の方・乳癌や子宮がんの既往歴がある方・慢性や急性の肝疾患がある方・血栓性疾患がある方・妊娠中または妊娠の可能性がある女性や授乳中の方・原因不明の正出血があるの方・重篤な肝疾患、ポルフィリン症がある方は使用を控えてください。
またパッチを貼る部位を変える場合は、バストやウエストへ貼るのは避けてください。
もしパッチが剥がれた場合は、そのパッチをまた貼り直して使っても大丈夫です。
新しいパッチを貼る場合でも、最初の周期を守ってください。
1週間毎に1枚のパッチも、あくまでも目安です。
症状によっては掛かりつけの医師や薬剤師の指示に従って、使用するようにしてください。