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アンドロゲンは男性ホルモンおよびこれと同じ生理作用をもつ物質の総称で、生体内で働いているステロイドホルモンのひとつです。
生まれたばかりの新生児の男の子の、将来の精子形成に重要な役割を果たしています。
アンドロゲンは卵胞刺激ホルモン（FSH）と作用して、男性の精子の育成に大きく関わっているのです。
精子の形成だけではなく思春期の声変わりや、タンパク質同化作用があるため筋肉の増強などにも影響を与えています。
さらに体毛の増加や男性器の形成や発達、性欲の亢進など男性らしい働きをする男性ホルモンです。
アスリートのドーピング問題となっているのが、アンドロゲンから人工的に合成されたスタノゾールなどのアナボリックステロイドです。
アンドロゲンが欠乏すると精子の数や精液の減少などの症状を引き起こします。
これが精巣機能低下症で精巣の障害が原因で起きる高ゴナドトロピン性性腺機能低下症と、上位中枢の障害が原因で起きる低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の2つに分類されます。
高ゴナドトロピン性性腺機能低下症は、新生児の男の子の〜0人に1人に発症するクラインフェルター症候群です。
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症は視床下部や下垂体の腫瘍や炎症や、副腎皮質などの異常が原因です。
プロビロナムはアンドロゲン欠乏による性的な能力の衰えの改善のほかにも、骨粗鬆症や下垂体性小人症にも効果があります。

・精子数や精液の減少などの精巣機能低下症の改善
・骨粗鬆症の治療
・下垂体性小人症の治療

・通常は成人男性の場合は、1日に1〜3錠（10〜30mg）を食後に1回から3回に分けて服用してください。
・胃に対する負担を少なくするために、コップ１杯の水やぬるま湯と一緒にのんでください。
・年齢や症状によって服用する分量を、適宜増減することができます。

・プロビロナムの副作用としては発疹・じん麻疹・にきび・脱毛・色素沈着・精巣萎縮・多血症・多幸感・躁うつ病などです。
・心臓病や腎臓病の持病がある方の場合は、手足や顔がはれる浮腫症が報告されています。
・またプロビロナムは長期に服用するため、前立腺がんや前立腺肥大症の危険性もあります。

・国内では医師の処方が必要な要指示薬です。
・持病がある方は、服用される前に医師にご相談ください。
・他の藥を服用中の方は、医師に伝えてください。