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カビは病気の原因にもなることもあり、｢真菌」と呼ばれています。
この真菌に抗生物質は効かず、抗真菌薬が用いられます。
ダイフルカンは、アゾール系真菌薬という副作用の少ない抗真菌薬のひとつで、カンジダ菌、クリプトコッカス菌に対し強い有効性を持ち、主にカンジダ膣炎の治療薬として用いられています。
日本では「ジフルカン」と呼ばれているダイフルカンの有効成分フルコナゾールは、菌の細胞膜を構成するエルゴステロールという物質の成合成を阻止し、カンジダ菌の増殖を抑え、殺菌し、カンジダ膣炎による我慢できない痒みや、性器周囲の炎症、ただれ、おりものなどの症状をすみやかに軽減します。
ただカンジダ菌は、人の体に常に存在する真菌で、免疫力の低下した時に増殖し「日和見感染」する菌ですので、再発の可能性は誰にでもあります。
再発しやすい人は、その原因になる生活習慣を見直すことも大切です。
また、この薬は内服中に、女性器が通常より潤うことがあると言われています。

●抗真菌薬・カンジダ菌、クリプトコッカス菌に有効。
●主にカンジダ膣炎の治療

●カンジダ膣炎→1日1回　1回
＊症状が重い場合には、1日まで増量できます。（医師の指示に従ってください。）

●副作用は少ないと言われていますが、肝障害や胃障害を起こすことがあります。
●吐き気や下痢、発熱などの症状があらわれた場合は、服用を中止してください。

●以下の方は、服用前に医師にご相談ください。
・妊娠中、授乳中の方。・薬物アレルギーを起こしやすい方。
・腎臓病の方。
●飲み合わせにより、互いの薬の効果に影響を与える場合がありますので、内服治療中の方は、医師にご相談ください。